クラシック音楽専門店

あなたの魔笛観を変えます！
モーツァルトの曲の美しさを追求している。
メジャーな歌手を起用しているわけではないが、どの歌手にも指揮者のやりたいことが的確に伝わっている。夜女のアリアなど、聴き所といわれる箇所以外の細部までとことんこだわっている。それでいながら、どこかが突出しているわけではなく、むしろとてもコンパクトにまとまっている。

愛らしいパミーナ・若々しいタミーノ・躍動感溢れる侍女・オルガンのように美しい響きの童子達。
どの歌を何度聴いてもその都度新しい魔笛を発見できる。ここまでたくさんのことを詰め込んでいるのに無理はちっとも感じない。これはもう指揮者に拍手といった感じ。
魔笛を一通り知っている人がさらに魔笛を好きになるために聴く２枚目としてお薦めしたい。

オルガン奏者リヒターの名演
ステレオ初期の録音だけに、流石に現在では音も古く、また古楽器による演奏になじんだ耳には、大げさで古色蒼然とした演奏に聴こえるかも知れないが、オルガン奏者としてのリヒターの力量を如実に伝えている点では、彼が残したバッハのオルガン曲のディスク以上の価値があると思う。

ストップの選択も説得力があり、また、オルガンの音色が美しく、しかも、歯切れのよいリズムを大切にしながら、一音一音を丁寧に弾くリヒターのオルガンは実に魅力的。作品４−１ト短調のアレグロやアンダンテだけをとっても、その魅力はコープマン盤やプレストン／ピノック盤を凌ぐ。オルガンを聴く楽しさを知る上でも、格好の一組では。

質・量ともに圧倒的
普通チェンバロ曲って単調で、好きな人でもずっと聴いてると飽きてくる危険がありますが、スカルラッティの作曲の才とロスの正確無比な演奏が相和して、退屈さからは程遠い名盤に出来上がってます。ロスの演奏については、そのテクニックが逆に災いしたのか、機械的で退屈（たぶん叙情性に乏しいということなのでしょう）と評される向きもありますが、この盤を回していると、逆にロスの真骨頂はスロー／ミドルテンポの曲にあると思えてきます。まずは廉価の選曲集を試してみて、気に入ったら買いましょう。おそらく最初にして最高の決定版です。
高いけど，鍵盤楽器ファンなら絶対に購入の価値アリ【祝発売】
〜555曲聴いたらどんなに名曲群でも，そのうち飽きると思うでしょ?　違うんだなあ，それが（笑）　私は三年前，このCDセットがまだ日本で品切れだったときにアメリカのアマゾンの中古で買いましたが，それ以来，毎日のように聴いていますよ．ぜんぜん飽きないんですね．

もう一つ，D.スカルラッティはピアノで聴くよりチェンバロの方がダンゼンいい．私はこのロ〜〜スの演奏の他にポゴレリッチの演奏（選集になっている），ホロビッツの演奏（選集になっている），グールドの演奏をもってますが，これが最高です．

このセットは確かに高いけど，あなたが音楽好きなら絶対に後悔しない買い物のはずです．これに入っているのは極上の音楽です．〜