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[ CD ]
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ベートーヴェン:7大ピアノソナタ集
・アラウ(クラウディオ)
【ユニバーサル ミュージック クラシック】
発売日: 2006-05-24
参考価格: 1,800 円(税込)
販売価格: 1,620 円(税込)
Amazonポイント: 16 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,570円〜
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- 収録曲 - 1. ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 作品... 2. ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 作品... 3. ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 作品... 4. ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 ... 5. ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 ... 6. ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 ... 7. ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 作... 8. ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 作... 9. ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 作... 10. ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調 ... 11. ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調 ...
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カスタマー平均評価: 5
<動物の前足のような手>がいざなう、豊かなロマンの森 この二枚組CDには、南米チリ生まれのピアニスト、クラウディオ・アラウ(1903-1991)が、1962年から1966年にかけて録音したベートーヴェンの標題付きソナタが7曲、収録されています。
<動物の前足のような手で、ピアノを自在に弾きこなした。両手を鍵盤に沈めて、実に豊かな音色を出した>と、指揮者のコリン・デイヴィスは、クラウディオ・アラウの演奏をそんなふうに語っている(DVD『アート・オブ・ピアノ』より)。
柔らかなタッチで、じっくりと噛みしめるように奏でてゆくアラウのピアノ。ベートーヴェンの傑作の森をゆったりとした足取りで歩き、豊かなロマンの世界へと、聴き手を連れて行ってくれるかのよう。なかでも素敵な演奏だなあと惚れ惚れさせられたのが、第14番『月光』ソナタの第1楽章。同じ1962年に録音されたアルトゥール・ルービンシュタインの演奏とともに、実に魅力的な『月光』ソナタの調べでした。
普段、あまり聴く機会のない第24番『テレーゼ』のソナタ。演奏時間にしておよそ10分ほどのこの可愛らしい小品で聴かせる、軽快、溌剌として、チャーミングな演奏も印象に残ります。
ベートーヴェンのピアノ・ソナタでは、第28番から第32番の後期ピアノ・ソナタ集もいいですねぇ。こちらは、ポリーニとルドルフ・ゼルキンの演奏が忘れられないな。機会があったら、ぜひ聴いてみてください。 作曲の学習の為購入 悲愴はあれれと言う風にタッチの可笑しな所がありましたが、全体に円熟味のある演奏です。
このCDが作曲の学習の為ですので、フレージング、アーティキュレーション、ダイナミックス
等々非常に役に立ちます。それとクラシックをまた最近聴きはじめたので、ベートーベンがこんな
名曲創っていたのかと感動しながら、一気に二枚とも聴いてしまいました。作曲したい
そこのあなた一聴の価値ありですよ。 深い内容のピアノソナタ クラウディオ・アラウは南米チリ出身の大ピアニストである。リストの弟子であったマルティン・クラウゼに学んだリスト直系のピアニストであるが、晩年はドイツ人以上の正統的ドイツ音楽の解釈者として大変な尊敬を集めた。そのアラウが最も得意とし、楽譜の校訂なども手がけた程力を入れていたのがベートーヴェンである。彼のベートーヴェンは我々がイメージする無骨で力強く、不屈の意志と偉大な精神に満ち溢れたベートーヴェン像そのものといってもよい。偉大なベートーヴェン演奏家と言われたバックハウスもそのように言われる事が多いが、アラウはバックハウスともまた異なる魅力を持っている。どちらかと言えば明るいクリアな音色であるのだが、響きは無骨で重厚、テンポは総じてゆっくりしている。ただ、大変楽譜の読みが深いので、聴き手はつまらなく感じるどころか長編の名作を読んだような充実感を聴き終わった後に味わう事ができる。
ここに収められたよく知られたピアノソナタも通俗的な表現に堕さず、いずれもアラウ独自の深い、充実した内容となっている。例えば「悲愴ソナタ」の第二楽章の表現や「月光ソナタ」の第一楽章などは感傷とは無縁の独自の境地に達している。また、「テンペストソナタ」も全体的にゆったりとしたテンポであるが、絶妙な形式感と緊張、幻想が高次に融和して見事な調和を作っている事も他のピアニストとは異なる。「テレーゼソナタ」や「熱情ソナタ」も無骨ながらがっしりとした演奏なのだが、私が最も素晴らしいと感じたのは「ワルトシュタインソナタ」と「告別ソナタ」である。
「ワルトシュタイン」の冒頭の表現などはあたかも薄明の中から朝日がしだいに輝きを増して昇ってくるような美しさを覚えるし、フィナーレのロンドの低音の深い響きと高音のクリスタルのような輝き、絶妙のダイナミズム、天空を仰ぎ見るようなスケールの世界は大変素晴らしい。このような演奏はこれまでアラウでしか聴いた事がない。また、「告別」も冒頭から透明感に満ちた告別の音形から始まり、フィナーレの喜びに溢れた輝かしく、澄み切った表現はとてつもない感銘を受ける。
アラウはこの後もう一度ピアノソナタ全集を録音するが、そちらのほうがより解釈がより深まっていると言える。しかし、こちらと基本的な解釈は変わっていない。むしろこちらの方が技術面でしっかりしているかもしれない。どちらにせよ、この二つの全集はアラウの偉大な遺産であり、彼の芸術の真髄である。ぜひ、現在ではもはや聞けなくなった深い演奏をこの録音から聴いて欲しい。予断であるが、アラウのピアノソナタ第32番の演奏を聴いて欲しい。彼が到達した芸術のすべてがここに詰まっていると言えるほど素晴らしい演奏である。 やばいwwww 悲愴第1楽章、月光第3楽章、熱情第3楽章の3曲は特に、誰が聞いてもカッコイイと思うと思います。特に、月光第3楽章は聞いた覚えがある人も多いと思います。3曲ともヤバイですw何回もききます。
悲愴第2楽章、月光第1楽章は超有名です。
リラックス系です。
個人的には上にあげた以外に告別第1楽章が特によかったです。。
ていうか全部いいです。。
7曲はいってるのに安くてオススメです。
初めてベトヴェンのピアノソナタきくならこれが買いだとおもいます。
付属の説明・解説書にはアラウ(このcdのピアニスト)は傑出したピアニストでありながらベートーヴェンピアニストとしても傑出している存在で、そのようなひとは他にケンプ、バックハウスくらいだ、とかいううふうに書いてたとおもいます。(解説者の主観ですが
(ピアニストの技術だとか、そういうところは私にはわかりませんが
力強い感じはしたようなきがしました。w 熟成された音楽 最初の「悲愴」の第一音からアラウの深く、どっしりと安定感のある世界が構築されていて、
まるで一級品のワインを味わっているかのような錯覚を覚えました。
高音部はどこまでも澄んでいて柔らかく、耳に心地よい。低音部は深みがあり、何かに
包み込まれるような安心感を覚えます。
早いパッセージになると演奏の荒さを若干感じますが、テクニックをひらけかすような
演奏ではなく、独特の世界を作りだされている思います。
熟成させた大人の演奏ではないでしょうか。
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ベートーヴェン:交響曲第9番
・バーンスタイン(レナード) ・ジョーンズ(ギネス) ・シュヴァルツ(ハンナ) ・コロ(ルネ) ・モル(クルト) ・ウィーン国立歌劇場合唱団
【ユニバーサル ミュージック クラシック】
発売日: 2006-11-08
参考価格: 1,000 円(税込)
販売価格: 900 円(税込)
Amazonポイント: 9 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 600円〜
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- 収録曲 - 1. 交響曲 第9番 ニ短調 作品12... 2. 交響曲 第9番 ニ短調 作品12... 3. 交響曲 第9番 ニ短調 作品12... 4. 交響曲 第9番 ニ短調 作品12... 5. 交響曲 第9番 ニ短調 作品12...
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カスタマー平均評価: 5
Bravo! Bravo!! Bravo!!! 1979年9月、ウィーンでのライヴ・レコーディングです。レナード・バーンスタインは61歳、円熟味もあり、持前のエネルギッシュな個性が花開いた第9の名演奏がこの廉価とは信じられません。
第1楽章の冒頭の緊張感と深刻な音楽であるにも関わらず大きく堂々とした展開、バーンスタインの陽気さとカリスマ性をいきなり感じる導入部分でした。
第2楽章のクレッシェンドの過程の躍動感と高揚感、精緻なアンサンブル、ウィーンフィルの巧さが光ります。
第3楽章は、各パートの奏者がどれだけ歌い上げるかで、退屈な音楽となるか、天上から降り注ぐ至高の音楽となるのか、評価が分かれる楽章です。バーンスタインのテンポ設定はより遅く、物凄い緊張感が伝わりますが、それを昇華した音楽の美しさはまた格別なものでした。
第4楽章の合唱部分は、気をてらうことのない王道の演奏でした。バスのクルト・モルは堂々とした歌いっぷりでしたし、テノールのルネ・コロは定評どおりの美声です。ソプラノのギネス・ジョーンズ、アルトのハンナ・シュヴァルツと役者は揃っています。そして、ウィーン国立歌劇場合唱団の輝かしいばかりの量感溢れる合唱。
ライヴですので、男声合唱が歌い終わる前にオケが入り重なるという個所は「新趣向」として捉えましたが、それ以上にバーンスタインの意気込みとそれに応えるオケと合唱。この渾然一体となった躍動感から至福の演奏が生まれています。
第9の理想の境地に達しています。圧倒的な量感と感動を持って押し寄せるフィナーレの凄まじさ。破たん寸前でありながら、その崖っぷちで踏みとどまっており、この恍惚感はあのバイロイトのフルトヴェングラーと匹敵する、いやそれを超える演奏で、比類なき名演奏として評価できます。 懐かしい 子供の頃、このバーンスタインのべートーヴェンのライヴ盤LPを1枚ずつ買っていたのが思い出される。懐かしい名演だ。当時の香り高い響きのウィーンフィルをバーンスタインが統率し、モダンかつロマン的な演奏に仕上げている。特に祝祭的な雰囲気の強い第9だが、これだけは楽友協会大ホールやコンツェルトハウスではなく、残響が短く音響効果の落ちるウィーン国立歌劇場だったのが惜しまれる。80年代以降、ウィーンフィルが急速に昔ながらの音色を失っていったのが残念だ。 水をさすようですが 問題の4楽章ですが、テンポがどうも関心しません。
バーンスタインの第9はユニテルのLDを持ってますが、
そちらを星5つとすると3つがいいところです。
聴いていて高揚するというより冷めます・・・ 指揮、演奏、合唱が三位一体となったアルバムです ベートーヴェンの第九といえば、どうしても、フルトヴェングラーのバイロイトの呪縛から解き離れないものがありますが、いかんせん、音が貧しく、良い音で名演がないかという方には、このアルバムはいかがでしょうか。
フルヴェン同様の熱情型のバーンスタイン指揮、ウィーンフィル演奏による79年のライブ録音です。バーンスタインは、いつも通り、熱情溢れんばかりのエネルギッシュな指揮で、これでもかとオケを引っ張り、ウィーンフィルも、弦を中心に、それに美しく、そして力強く応え、ソロ歌手を始めとする合唱陣も、素晴らしい声を聞かせてくれる、まさに、指揮・演奏・合唱が三位一体となった音に、ライブならではのエネルギーが加わり、フルヴェン同様、こちらも、素晴らしい1枚になっています。
しかも、この値段。第九初心者を始め、一聴に、十分、値するアルバムだと思います。 理屈抜きに聴くならやっぱバーンスタイン♪ 第九は本当に妙な曲である。第1?3楽章は第4楽章冒頭で否定されてしまいます。が、全楽章を真面目に立派に演奏してしまうと、どうしたって第1楽章や第3楽章の方が、第4楽章の平均値より上になってしまうのです。1つの解決策としては、先行する3つの楽章は味気なくサッサと演奏するやり方があります(1990年代以降の主流)。アタマイイ方法ですよね。でもこれだったら、第4楽章だけ演奏すれば充分じゃないかと感じてしまうのも事実な訳で…。(これでも年末に一曲だけクラシック音楽を聴く人たちには不都合なさそうだし。笑)というか、第4楽章の二重フーガの辺りなんて、第1楽章に勝るとも劣らない凄い深刻な音楽なんですけど…。結局、どんな演奏でもベートーヴェン先生は何が言いたいのかイマイチ良く解らない。そもそも第九の前や後に書かれた後期の弦楽四重奏曲群なんかは、『歓喜の歌』とは月とスッポンの音楽なワケだし…。その辺りの矛盾を考え出すと、私なんかは「『歓喜の歌』だけ残して、他の作品は破棄しとけよ!」とキレたくもなる。良く解らないので、私は家でCDを聴く時には、第1楽章?第3楽章までを聴く時と、第4楽章だけを聴く時があります♪ハッキリ言って、第1?3楽章までが聴き応えある演奏は第4楽章がバカバカしいことが多く、第4楽章が素晴らしい演奏は先行楽章が強引だったりショボかったりすることが多いです。このバーンスタインは…珍しく通しで聴ける演奏です。矛盾は矛盾のまま、あるがままの音響として出力しています。全4楽章揃って全力投球!!矛盾も個性なんだよ。「みんなちがって、みんないい」んだよ。第4楽章くんの主張も、ある意味共感出来るから、それでOK!な?に『歓喜の歌』導入が独りよがりなのは敏感な人ならミンナ気付いてるんだから、堅いツッコミはナシ!ってことでネ♪と、言っているようです★
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[ CD ]
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ベートーヴェン:交響曲第5番&第7番
・カラヤン(ヘルベルト・フォン)
【ユニバーサル ミュージック クラシック】
発売日: 2006-11-08
参考価格: 1,000 円(税込)
販売価格: 900 円(税込)
Amazonポイント: 9 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 863円〜
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- 収録曲 - 1. 交響曲 第5番 ハ短調 作品67... 2. 交響曲 第5番 ハ短調 作品67... 3. 交響曲 第5番 ハ短調 作品67... 4. 交響曲 第5番 ハ短調 作品67... 5. 交響曲 第7番 イ長調 作品92... 6. 交響曲 第7番 イ長調 作品92... 7. 交響曲 第7番 イ長調 作品92... 8. 交響曲 第7番 イ長調 作品92...
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カスタマー平均評価: 4.5
だらしない 音が、とてもきれいですが、ハッキリ言って、だらしない、汚い感じがします。
そのうえ、うぬぼれを感じます。
俺は絶対なんだ。と言う自信。
気持ち悪い音です。
私は嫌いです。 「運命」の基準 これは目から鱗だった。思えば遠い昔に初めて聴いた「運命」がカラヤン・ベルリンフィルの演奏だった。また、それが初めて聴いたクラシックでもあった。それから現在までの長き音楽遍歴(聴くだけ)の間に、いつしか、ベートーヴェン演奏家としてのカラヤンの名前を忘れてしまっていた。この演奏を再び聴くまで、誰の「運命」が好きか?と自分に問えば、クライバー、フルトベングラー、ベーム、ワルター、ノイマン、ブーレーズといくらでも出てくるが、カラヤンの名前を思い出すことはなかっただろう。何故か。それは、実は無意識にカラヤンを基準にして他を聴いていたからだと気づいた。改めてカラヤンを基準におくと、クライバーが如何に素晴らしいか、ショルティ(ウィーンフィル)が如何につまらないか、その他多くの演奏家の癖や節など、味わいの違いが有りありと分かる。さて、もっとハッキリと言おう。この演奏は押しも押されもしない「運命」の名演奏である。また、この演奏と共に、カラヤンが20世紀を代表するベートーヴェン演奏家であることを再認識した。まあ素直に捉えれば当たり前でもあるだろう。ということで、これはベートーヴェンがお好きな方々のみならず、すべての方にお薦めしたい一枚。で、「7番」はどうなのよって?これもまた、いいですよお。(^^)特に第2楽章は絶品です。 カラヤンとベルリン・フィル 壮麗な大建築を見上げてその素晴らしさに圧倒されるような演奏。とにかくどこをとっても重厚で、それでいて美しさも失っていない。80年代以降ベートーヴェンやモーツアルトの演奏では古楽器による独特の雰囲気を持つ物やそれに影響を受けた大編成オケの名演奏が登場し、カラヤンも以前のような「帝王」の地位を保持するのは難しくなってきているし、またフルトヴェングラーのようにベートーヴェンと直接対話するようなタイプの演奏ではないので不満も残らないではないが、それでも名演奏であることには変わりはない。 好き嫌いがあると思いました 5番はテンポが速くて聞いていてちょっとつらいです。響きには確かに透明感があってカラヤンの面目躍如といったところだと思いますが、私には同じ5番&7番のCDならバーンスタインの方がいいです。
7番はやっぱりちょっとテンポが速い気もしますが、独特のドライブ感があっていいのかもしれません。音の響きはやっぱりさすがカラヤンという気がしました。 入門用 他の指揮者に比べるとかなり速めの演奏だ。
それをスピード感溢れる演奏と感じるか軽い演奏と感じるかによってこのCDの評価は分かれると思う。
7番に関してはカラヤン持ち前の速さが功を奏してテンポのよい快活かつダイナミックな7番に仕上がっている。
が、5番では少々物足りない感じがするのは否めない。
5番にはもう少し重厚さが欲しい。
とくに第3楽章から第4楽章への移行部では他の指揮者で感じた鳥肌が立つほどの感動は味わえなかった。
ただ、確かに耳障りはいい。入門用CDとしては価格・演奏ともに適していると思う。
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[ CD ]
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ベートーヴェン:交響曲全集
・スウィトナー(オトマール) ・ハヨーショヴァー(マグダレーナ) ・プリーヴ(ウタ) ・ビュヒナー(エバーハルト) ・シェンク(マンフレート) ・ベルリン放送合唱団
【コロムビアミュージックエンタテインメント】
発売日: 2005-06-29
参考価格: 5,040 円(税込)
販売価格: 4,838 円(税込)
Amazonポイント: 48 pt
( 在庫あり。 )
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- 収録曲 - 1. 交響曲 第1番 ハ長調 作品21... 2. 交響曲 第1番 ハ長調 作品21... 3. 交響曲 第1番 ハ長調 作品21... 4. 交響曲 第1番 ハ長調 作品21... 5. 交響曲 第2番 ハ長調 作品36... 6. 交響曲 第2番 ハ長調 作品36... 7. 交響曲 第2番 ハ長調 作品36... 8. 交響曲 第2番 ハ長調 作品36... 9. ≪プロメテウスの創造物≫ 作品4...
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カスタマー平均評価: 5
クラ音痴の私でも凄いと思います クラシックのことは良くわかりませんが、ベートーベンの名前につられて全集を色々と購入。クレンペラー、モントゥー、カラヤン(SACD)、ハイティンク(SACD)、イッセルシュテット、ヨッフム(ヘボウとロンドン)なぞを買い、夫々にヘェーッと思いながら巨匠の違いを感じてきました。スゥイトナーは10枚組みのモーツァルトとシャルプラッテンのリマスターシリーズ(キング盤)で興味を持ち、歌舞伎町さんのレビュー等もあってついに本セットも購入、これ良いですね(爆)録音も想像以上に良いですし、何か他の巨匠たちにはない重厚さと繊細さが良い意味で古いドイツの音楽を想像させます。後はセルの全集ですが、本当にSACD、出ないですかね?(爆) 渋いベートーベン全集 このディスクの発売は古いが非常に重厚で味わいのある全集になっている。録音も当時は優秀録音にあげられていたと思う。ベルリンシュターツカペレの弦楽器の深い響きが印象的だ。スイトナーの指揮もドイツらしいどっしりとした演奏だ。特に私は第9がお気に入りで、今も
第9のベストワンだ。値段も非常に手頃で、ベートーベンファンなら決して持っていて損はない全集だ。 この値段でこの内容は、ほんとうに嬉しい。 単体では何枚かベートーヴェンの交響曲のCDをもってましたが、
やはり全集が欲しくなり、熟考の末にこのセットを購入しました。
昔から気になっていたディスクであったことと、やはり価格が魅力でした。
……聴いてみて、大満足です。
それで思い出すのは、アナログレコードでの新盤時代。
このセットは当時のデンオン=コロンビアが、それなりに宣伝していて、
確か当時のキャッチフレーズに「頂門の一針」というのがありました。
学生だった自分は、辞書を引いて「急所をついて戒める」の意味と知り、
(アナログ時代らしい)「針」にたとえた比喩ながら、賛辞としてはやや、
妙だなと思っていて、(それが理由ではないにしろ)購入しませんでした。
あれから数十年。
今やこの「頂門の一針」は、派手な宣伝や新しいアーティストたちに
耳目を奪われそうな自分自身に対する、文字通りの戒めであり、
かつ、それらから懸絶して存在するこのディスクの存在価値という意味で、
改めて、ふさわしい評言だと思います。
良かったです。 最近の軽い演奏ではなく、重厚で、しっかりとした音楽創りでとても充実した素晴らしい演奏でした。 聴け、これがドイツの弦の音だ。 この盤を入手する前に,廉価でバレンボイム指揮の同オーケストラ(SKB)の ベートーヴェン交響曲全集が発売されたので聴いてました(Warner) 「なかなかイィじゃないか(特に,7,8,9番)」と思って,それなりに気に入って聴いてました.しかし,こちらのスウィトナー盤が廉価で久々に再発され, 購入して聴いたら,愕然としてしまいました. スウィトナー指揮下の時代のSKBの響きのなんと重圧で美しいことかっ! おかげでそれまでそれなりに気に入って聴いていたバレンボイム盤の音が 薄く感じられてしまったのです(録音ははるかにバレンボイムのが新しいのにっ!). ここにはベルリンの壁が崩壊して,ドイツのオーケストラの音が変貌する前, おそらく政治的にも,財政的も厳しい中,スウィトナーが苦心してメンバーを 厳選して育て上げたオーケストラ=SKBの音色が記録されています. 指揮も素晴らしいのは言うまでもありません. 若干残念なのが,私が昔持っていたUSAプレス盤よりは,はるかに音質はマシなのですが, 初CD化の時からプレス用マスターを変えてないのか,音量(基準レベル)が小さく記録されています. 最新の機材でリマスタリングすれば劇的な音質改善が見込めると思うので, 再発売にあたって,それくらいはDENONレーベルさんにしてほしかったです(MSリマスターとか...). (それともオリジナルマスターテープは旧東独にあるはずで所在不明になっちゃってんのかなぁ???
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[ CD ]
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ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」、第7番
・クライバー(カルロス)
【ユニバーサル ミュージック クラシック】
発売日: 2008-01-23
参考価格: 1,800 円(税込)
販売価格: 1,620 円(税込)
Amazonポイント: 16 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,570円〜
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- 収録曲 - 1. 交響曲 第5番 ハ短調 作品67... 2. 交響曲 第5番 ハ短調 作品67... 3. 交響曲 第5番 ハ短調 作品67... 4. 交響曲 第5番 ハ短調 作品67... 5. 交響曲 第7番 イ長調 作品92... 6. 交響曲 第7番 イ長調 作品92... 7. 交響曲 第7番 イ長調 作品92... 8. 交響曲 第7番 イ長調 作品92...
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カスタマー平均評価: 5
なぜか、心地よい。 聴いているうちに心が休まる。なぜか。。。。
安心して、聴けるものです。 C.クライバー VS E.クライバー 一世を風靡したウイーンの名指揮者エーリッヒ・クライバー(1890ー1956年)はベートーヴェンをこよなく愛し得意としていた。5番&6番のカップリングはいまも歴史的な名盤として記録されている。その子、カルロス・クライバー(1930ー2004年)はベルリン生まれ、ブエノスアイレス育ちで、「親子鷹」ながら父はカルロスが指揮者になることを強く反対したと伝えられる。
カルロスは父の使った総譜を研究し尽くして指揮台に上がったようだが、この5番&7番は、没後約20年後、父もここで名盤を紡いだ同じウイーン・フィルとの宿命の録音(1974、1976年)であり、余人の理解の及ばぬ、父を超克せんとする<格闘技>的な迫力にあふれている。同時期、ベルリン・フィルではその疾走感、音の豊饒さである意味共通するカラヤンの名演もあるが、明解すぎるほどメリハリの利いた解釈とオペラでしばしば聴衆を堪能させた弱音部での蕩けるような表現力ではカラヤンを凌いでいると思う。
父を終生意識しながら、その比較を極端に嫌ったカルロスが、結果的に父と比類したか、あるいは超えたかはリスナーの判断次第だが、この特異な名演が生まれた背景は、エーリッヒとの関係なしには語られないのではないかというのが小生の管見である。 生きる活力が沸く 一音一音に感情がこもる、素晴らしい演奏です。
伝説的な指揮者による演奏という先入観も
聴き初めにはあったのですが、簡単に吹き飛ばされました。
特に5番の第2楽章。
何百回と別の演奏家で聞いているにも関わらず、
別の曲か?と思わせるほどのみずみずしさがありました。
7番の第4楽章に至ってはいうまでもありませんが、
神々しさを通り越して宇宙の果てまで行ってしまうのでは
というぐらいの迫力です。
指揮者が余程の確信をもたないと、これほどの演奏は生まれないでしょう。
作曲家もこの演奏なら納得するだろう・・・
と思わせる人類の宝です。 今までも、今も、これからも、「定番」で「決定盤」! カルロス・クライバー指揮の5番と7番については、
その素晴らしさについては語り尽くされている感があり、
いまさらなにをコメントするの?・・・って感じではありますが、
それでもやっぱり何か書かずにはいられない。(苦笑)
いわゆる「名曲名盤特集の本や特集」で、
発売以来ずっとベト5と7演奏の「ザ・ベスト」としての
栄えある指定席を守り続けるこのCD、
最近改めてじっくりと聴いて、
やはりこれは今なお、
ベト5とベト7の「定番(スタンダード)」にして、「決定盤(ベスト)」であり、
今後もそうあり続けるだろうな・・・という確信を持ちました。
(7番に関してはベーム追悼コンサートのバイエルン国立管や、
DVDのアムステルダムコンセルトヘボウ管が個人的には好みですが・・・
来日公演時の4番・7番のDVD化が待ち遠しい!)
上に書いたことと矛盾するようですが、
カルロス・クライバーを同時代体験するには遅く生まれ過ぎた私としては、
この20世紀を代表するクライバー盤を越える素晴らしいベト5と7の演奏を、
21世紀の『今』を生きる若く才能あふれる指揮者とオケのCDによって
生きているうちに聴いてみたい、ライブで体験してみたい、
と密かに、切に思っています。
「その日」は来るのでしょうか・・・
素人にもわかるクライバーの素晴らしさ もともとクラシックを聴いたことがなかった私ですが、先輩の薦めで購入し聴きだしました。クライバーのベートーベンでは4番と7番が有名だそうですが、私はこの5番の第4楽章がものすごく好きです。3楽章から4楽章へ移るときの鳥肌の立つような盛り上がり方は言葉では言い尽くせません。以来他の指揮者と聞き比べ、改めてクライバーの指揮の凄味を感じています。このほかにも私の知らない素晴らしい音楽がたくさんあると思うと楽しくてしょうがありません。クラシックを普段聞かない方も是非一度試聴してみてください。
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ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」、第14番「月光」、第21番「ワルトシュタイン」、第23番「熱情」
・ケンプ(ヴィルヘルム)
【ユニバーサル ミュージック クラシック】
発売日: 2001-10-24
参考価格: 1,800 円(税込)
販売価格: 1,620 円(税込)
Amazonポイント: 16 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,570円〜
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- 収録曲 - 1. ピアノ・ソナタ第8番ハ短調op.... 2. ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調o... 3. ピアノ・ソナタ第21番ハ長調op... 4. ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調op...
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カスタマー平均評価: 5
音の質が違った これはかなり良かった。音の質が違った。私個人的には、バックハウスやギレリスよりもいいと思う。特にワルトシュタインの歯切れ良いタッチにはハッとさせられた。何気なく聴いていたのに、いつの間にか聞き入ってしまっていたというか。まあ、聴いてみて下さい。 偉大な作曲家の偉大な演奏 ドイツ音楽とはこういうものなのかという認識をさせてくれる作曲家、演奏者の組み合わせだと思います。ケンプの演奏は実にすばらしい。1960年代に録音されたということですが、全く色あせていません。18世紀から19世紀にかけての曲ですが、今聞いてもその良さを本当に楽しめます。お勧めです。 ベートーヴェンのピアノソナタはかくも美しい かれこれ30年前に初めて聴いて、ケンプ氏のベートーヴェンの素晴らしさに感動した名盤。
今でも色あせることなく、未来永劫伝えられるべき音楽です。 ほんまもんのベートーヴェンの豊かな味わい。いいですねぇ、このピアノは ミスタッチも結構あるなあと耳についたので、ミスのない正確な演奏をお求めの方にはおすすめできません。でも、この演奏には、ベートーヴェンの音楽の真髄に触れるものが確かにあると思ったんですね。奇をてらったり、テクニックを誇示しようとする演奏からは、最も遠い所にあるケンプ(1895-1991)のピアノ。
なかでも、1964年9月に録音された「ワルトシュタイン」のソナタが素晴らしい。ベートーヴェンと対話しているような趣があるというか。ぶっちゃけて言わせてもらえば、ベートーヴェンその人がピアノを弾いているんじゃないかってぇくらい、本物の雰囲気と香りを感じたんだなあ。「まるで奇跡のような、素晴らしい輝きにあふれた『ワルトシュタイン』だああ」と、心から魅了されました。
続いてよかったのが、同じ月に録音された「熱情」のソナタ。ギレリスあたりのドラマチックで、推進力に富んだ演奏も魅力的ですが、ベートーヴェンの音楽の豊かさがひしひしと感じられるケンプの演奏も、とてもいいですね。ミスタッチがかなりありますが、いつの間にかそれが、あんまり気にならなくなっていました。それはケンプのピアノに、ベートーヴェンの音楽への深い共感とあたたかな眼差しがあったからじゃないかなあ。
1965年1月録音の「悲愴」と「月光」のソナタも、人間的なぬくもりを感じる演奏が好ましかったですよ。 新しいベートーヴェンの誕生 本来のドイツ的な演奏であるアラウやバックハウスの演奏に対称する演奏である。
そういう意味においてアシュケナージの先駆的なピアノ演奏といえる。
おそらく当時は新たな彗星出現のようなイメージを音楽界に与えたのではないだろうか・・・・
またイタリアのピアニスト、ポリーニとも全く違ったスタンスの演奏が面白い。
歴代五指に入る演奏である。
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[ CD ]
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バックハウス/ベートーヴェン:四大ピアノ・ソナタ集
・バックハウス(ヴィルヘルム)
【ユニバーサル ミュージック クラシック】
発売日: 2001-04-25
参考価格: 1,000 円(税込)
販売価格: 867 円(税込)
Amazonポイント: 8 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 500円〜
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- 収録曲 - 1. ピアノ・ソナタ第8番ハ短調op.... 2. ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調o... 3. ピアノ・ソナタ第21番ハ長調op... 4. ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調op...
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カスタマー平均評価: 4.5
価値あるワルトシュタイン、熱情のステレオ録音 バックハウスのベートーヴェンピアノソナタは、1950?54年のモノラル録音で親しんできたのですが、ステレオ録音はこのCDが初めて。1959年録音のワルトシュタイン、熱情は、ステレオ録音のよさが感じられ、大満足。1958年録音の悲愴、月光は、モノラル録音と似て高音部でやや金属的な音になっていて残念。録音の際のミス、ちょっとした失敗ですかね。
思うに、バックハウスは作品の解釈を長年にわたってほとんど変えなかった人。このCDで聞く限り、モノラルとステレオ録音との演奏・解釈の相違を見つけることは私にはできませんが、それも当然かと。
バックハウスは並みはずれて首尾一貫した人だったし、後世に残すために全集録音するときはその場のインスピレーションに身を任せて弾くこともないわけだし、両者の時間差はほんの6?8年だし、この間、70歳を過ぎても腕達者で通っていたバックハウスにとってテクニックの衰えが問題になるほどベートーヴェンのピアノソナタ演奏は技術的に難しくはない。
(ハンマークラヴィア・ソナタは例外ですね。この曲は1905年に彼がルービンシュタインコンクールに出た時に演奏し、結果的に優勝。彼の長いキャリアに渡って得意とする曲のひとつだったわけですが、若いころのインタヴューで、この曲の要求に十分に応えて弾くのはピアニストにとってものすごく大変なんだ、と彼は言っています。で、この曲だけがステレオ録音されなかったのは、1960年代に入りさすがに寄る年波で、自分が納得いくレベルの演奏をする自信がなくなったんじゃないかと。)
バックハウスのベートーベンソナタの演奏はの特徴は、作品の構造把握がきっちりしていること。ベートーベン的な力感、感情の爆発、疾走、沈潜、歌心などをふんだんに盛り込みつつも、バックハウスは曲全体の、ピアノソナタとしての均整を保つことにほとんどの場合成功しています。それがすごい。それで説得力がある。音色等は二の次、というか、モノラル録音で音色がやや無機質に感じられても、音楽の作り方のうまさが勝る。ベートーベンの代表的なソナタは、中身のたくさん詰まった建築、大伽藍だから。
バックハウスの演奏スタイルはステレオ版もモノラル版も同じことです。が、録音がいいに越したことはありません。ステレオ録音が成功している場合、ベーゼンドルファーで弾く彼の音色はすこぶる魅力的だということがわかります。
そういうわけで、これからバックハウス・ピアノソナタのステレオ録音を中期から後期にわたって聞いていくのはとても楽しみです。
大好き こんなに安くてもいいんでしょうかというQUOLITYの高さ。特に、ワルトシュタインが大好きです。絶品。月光の2楽章もいいですね。 どうでしょう・・・ 他の方の演奏をまだ聞いたこがないのでわかりませんが、
譜面を忠実に再現しているとは思います。
私好みでいうともちょっと力が欲しかったかな?
問い浮きもしないでもありませんが、細かいところの
演奏がとても澄んでいて美しいいですね。
だから私のような初心者にも聞きやすいとは思います。
他のピアニストのCDも買って勉強します。 あくまで一つの演奏スタイル ベートーヴェンといったらバックハウス、スタンダードな名演、音大の先生が勧めるベートーヴェン等々、賞賛されているので、ベンチマーク的作品なら聞かねばと思って買いました.その意味では結論から言うと「期待はずれ」でした.いくつ気になったことを挙げてみます.
まず、収録が1958年とか古いので仕方ないのかもしれませんが、悲愴と月光の録音が良くありません.特に高音部が薄っぺらく、安物のピアノの様な音がするのです.しかも低音部に高音が埋もれてしまっています.録音方法自体に問題があるのではと思いました.「クリスタルな高音部」と書いている方がいましたが「どこが?」って感じです.もっともワルトシュタインや熱情では高音部の薄っぺらな音はしていないので、録音時期や録音方法の違いなのかもしれません.
次にスタンダードとかシンプルとされる演奏スタイルですが、作品全てでそういったスタイルが貫かれているワケではないようです.確かに月光の第一楽章など極めてシンプルに弾いている曲もありますが、例えば悲愴の第二楽章はギレリスのそれよりも59秒も速いにも関わらず、ほぼ同じ演奏時間のケンプのように飛ばしているのかと言えば出だしはギレリスのそれと同じようなテンポです.つまり曲の中でかなりテンポの揺れがあるんです.ガチガチのスタイルではなく、予想外に自由に弾く人なんだと思いました.もちろん耳障りなほどではありませんが.
演奏スタイルには好みがあるので、どれが良いとか悪いとか決めつけることはできませんし、バックハウスがピアニストとして素晴らしいことに疑いの余地もありません.彼の演奏スタイルを知るには値段も安いし収録曲も贅沢ともいえるカップリングですが、多くの方がレビューされている内容とは解離があります.録音状態の不満と期待を裏切られた分、ファンの方には申し訳ありませんが、凡庸な作品だと思いました.. 安いなぁ いい加減「3大ソナタ」から「悲愴」は外されるべきではないか。いくらベートーベン本人による表題があるとはいえ、明らかに中期以降の曲と比べると見劣り(聞き劣り?)する。個人的には「葬送・田園・月光・テンペスト・ワルトシュタイン・熱情・告別」の「7大ソナタ」か、またはこのうちテンペストと葬送を除く「5大ソナタ」ぐらいにしてほしい。(後期ソナタは別格なのであえて加えない)。
バックハウスによる演奏はどれもすばらしい。ただ「悲愴」だけは、第一楽章の序奏が速すぎるのが個人的には好みではない。
それにしてもこれで1000円。いい時代だ。
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[ CD ]
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ベートーヴェン:後期ピアノソナタ集
・ポリーニ(マウリツィオ)
【ユニバーサル ミュージック クラシック】
発売日: 2001-10-24
参考価格: 3,200 円(税込)
販売価格: 2,853 円(税込)
Amazonポイント: 28 pt
( 在庫あり。 )
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- 収録曲 - 1. ピアノ・ソナタ第28番イ長調op... 2. ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調o...
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カスタマー平均評価: 5
当時のポリーニ個性が如実に現れた演奏 ポリーニの後期ソナタ集は、当時大変な話題を呼んだものである。破綻がない技術、限りなくクリアなタッチ、大理石のように彫刻された構成というポリーニの最大の武器を思うがままに開陳した演奏である。そのため、現在でも賛否がはっきりと分かれている。ある人はその一点の曖昧さもない音楽作りを限りなく賞賛し、ある人はただ空虚な音の羅列に過ぎないと貶す。私はそのどちらでもないと思っている。ショパンコンクールの衝撃的な優勝から自己練磨を怠らず、あの記念碑的なショパンの練習曲を世に問うたポリーニの当時のありのままの姿がここには刻印されている。
第28番の冒頭楽章は極めて柔和で夢幻的なシューマンを先取りするような世界を的確に美しい音色で紡ぎ出している。「ハンマークラヴィーア」の交響的第一楽章や難解なフーガ楽章である最終楽章などはもはやポリーニの独壇場であろう。一方で、最後の三つのソナタにおける孤高の世界では、ポリーニの個性が逆に作用してしまっている。例えば、第30番の冒頭楽章とそれに続く楽章はあまりにもあっけらかんとしてデリカシーに欠ける。また、第32番の第一楽章はヴィルトゥオーゾちっくになってしまっているし、第二楽章も「深み」が感じられない。似たような演奏をしたバックハウスと比べてもその音楽性の差は明らかだろう。バックハウスの方がテンポは速いにも関わらず、ポリーニよりも深い世界が感じられる。
これらを年輪と言って片付けてしまえばそれでおしまいであるが、私はこの演奏を若きポリーニの記念としてだけでなく、ベートーヴェン後期ソナタの価値ある演奏として評価したい。望むべくは、もう一度、特に最後の三つのソナタを再録音して欲しいものである。ギレリスは最後のソナタを録音する前に世を去ってしまった。もしかしたらポリーニはギレリスがなし得なかった最後のソナタの孤高の世界を表現してくれるかもしれない。私はそれを心から願っているのである。 完全無欠の演奏 近年、ポリー二がベートーヴェンのピアノソナタ全集に向けて
マイペースで活動し始めていることはとても喜ばしいです。
かの大家バックハウスが2回目のピアノソナタ全集(新盤)で、
ついに第29番“ハンマークラヴィーア”のみ再録音出来ずに逝ったことはあまりにも有名ですが、
果たしてポリー二はどうでしょうか?
ポリー二が若くして(33?35歳)録音したこの後期ソナタ集のハイライトは
その“ハンマークラヴィーア”でしょう。
第一楽章冒頭からの強打音と共にポリー二の唸り声を聞くと、
この大曲に対するただならぬ気合いの入れ様がダイレクトに伝わってきます。
そして約43分間途切れること無く、驚くべき集中力で完全無欠の演奏を聴かせてくれるのです。
“凄み”という点でも、バックハウスの1956年カーネギーホールでのライヴ盤に匹敵します。
ここまで完成度の高い後期ソナタ集を聴いてしまった後、
近い将来、これらの再録音を聴ける日が来ることを想像すると、
今からワクワクしてしまいます。 演奏も素晴らしいですが、プロデューサーの功績も・・・ この演奏の凄さは、ポリーニが同じ頃録音したショパンの
ポロネーズと同じことが言える。つまり、楽譜を通じて
メッセージを汲み取り、そのまま演奏を展開することに
徹している点にある。そこには何も先入観が感じられない。
このことにより、特にロマン的に演奏されがちなベートーヴェン
の音楽に様々な考えや手法がよりくっきりとストレートに
感じた。人によってはそれに抵抗感を感じるだろうが、自分の
場合は、正直ハマってしまった。晩年になっても尚、音楽に
対してここまでベートーヴェンは貪欲なのか!と思ったから。
ポリーニの強い意欲もヒシヒシ感じる名盤だった。
それ以来、自分はどうなったかというと、LP!?で
このシリーズを聴いて以来、よりいい音質を求めて、
日本盤のバラ→日本盤の全集→ドイツ盤の全集と
買い直してしまった。
ハンマークラヴィーア・ソナタも色々と聴いた。
その一連の中で掘り出し物を1つ。このソナタを録音した
ポリーニと、ほぼ同じ年齢で録音したと思われる、
若きグレゴリー・ソコロフの演奏も、ほぼ完璧な演奏だった。
その演奏と比較して感じたが、ポリーニのこの一連の演奏は、
演奏の意図を見事に録音した、名プロデューサー/
ライナー・ブロックの功績も非常に大きいと思う。
特に後にポリーニが録音した「悲愴」の録音を聞いて、
演奏もさることながら、あまり巧く録音していなくて「へっ?」
と思った程。その点でも価値の高いCDだと思う。 価値ある演奏 20年ほど前に、3枚のLPレコードとしてポリーニが演奏したベートーベン・ピアノソナタ第28番?32番が発売された。これは、そのCD版である。
当時、持っていたクラシックのレコードのなかで、最も多く聞いたレコードである。
最近このCDを含め何十枚かCDを購入し、またクラシックを聞くようになった。そして、このポリーニの後期ピアノソナタ集は、やはり、よく聞いてしまう。どこに魅力あるか、はっきりしないが、聞くと充実感が残る。すこし悪く言うと、「いい意味の疲れ」が残る。
ポリーニの演奏はテクニックに優れ正確だが、機械的で冷たい感じがする、という評価は、当時からあった。これは、ショパンの練習曲や、ストラヴィンスキーなど高い技巧を要する曲を復帰後すぐに録音したことが影響していると思われる。
しかし、ベートーベンの後期ピアノソナタを「機械的で冷たい感じ」を持つように演奏できるわけがない。28番の暖かくやわらかい導入から、32番の孤独で身震いするような最終楽章まで、光、暗闇、濃厚な感情、世界の広がり、挫折、栄光、協調、戯れ、ベートーベンはいったい何をこれらの音楽で表現しようとしたのか、定かではないが、後期ピアノソナタから、たっぷりと、はっきりと感じ取れてしまえるような錯覚さえ覚える。
ピアノという楽器を使い、もうこれ以上に深く感情、思想を音楽で表現することはできない、といわれるピアノソナタの限界まで行った最高峰の作品群を、賛否はあれ稀有の才能をもつピアニストによる、くっきりと中身を引き出した演奏を残したこのCDは、実は、かなり貴重なものなのではないかと思う。 ノイズが ベートーベン最後の3つのソナタが欲しくて買ったのですが、2枚組だったので得した気分。
ただしディスク1では、楽章の切れ目にブツッというノイズがはいるところがあります。
ユニヴァーサル ミュージックに問い合わせたところ、マスターにノイズがはいっているということでした。
曲が流れてる最中ではないけれど、ノイズはないに越したことはない。
なので星一つマイナスです。
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[ CD ]
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ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ全集
・バックハウス(ウィルヘルム)
【ポリドール】
発売日: 1999-06-02
参考価格: 12,800 円(税込)
販売価格: 12,298 円(税込)
Amazonポイント: 122 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 9,700円〜
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- 収録曲 - 1. ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調op.... 2. ピアノ・ソナタ第2番イ長調op.... 3. ピアノ・ソナタ第3番ハ長調op.... 4. ピアノ・ソナタ第5番ハ短調op....
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カスタマー平均評価: 4.5
言葉に表すのは難しい… ベートーヴェンのピアノソナタといえば、この演奏がなければ始まらない。まあ、基本というやつですね。美しいとか素晴らしいとか、そんな言葉はいりません。音楽の本質を露にした演奏には、言葉なんか邪魔なだけだ。一曲ごとにみていけば、これよりも素晴らしい演奏はある。(例えばハイドシェックの「テンペスト」や、CD化されていないが「告別」など)そんなこととは関わりなくこの全集は永遠ともいえる存在である。 永遠の指針となりうる名盤 このソナタ全集を買ってから大分過ぎましたが、おかげで、レコードライフが豊なものになりました。演奏の出来にムラがないので、他のピアニストがCDや演奏会で弾いているものと比較してみても楽しいし、バックハウスはどういう風に弾いているんだろう?という、一種の基準が生まれました(ただ、24番のテレーゼ・ソナタは、どうにも納得できない演奏でしたが…)。
ベーゼンドルファーという、癖のあるピアノでの全集だったので、購入の時に大分迷いましたが、バックハウスはこのピアノの音の魅力を十分に引き出して、そこいらのピアニストがスタインウェイで弾いたものよりも良い音になっていて、全然気になりませんでした。音質も、マスタリングが変わったという効果が驚くほど出ているとは思いませんが、なかなか良い音質で楽しめると思います。
テクニック的には、すでに時代が経ってしまった感もある気がしますが、みなぎるような精神性を感じとることができる点で、この番の右にでるものはないでしょう。フォルテシモもときに驚愕するものもあれば、しっとりと歌わせるピアニッシモもたまりません。
バレンボイム、グルダ、ブレンデル…等の巨匠を始め、数多くの素晴らしいピアニストの全集があるなかでも、確固たる地位を占めているといっても過言ではない永遠の名盤といえると思います。どうしてもグルダが好き!とかでなければ、迷わずにこれをお勧めしたいです。
新全集には新全集の良さが…… 手元にあるのはLPなので、CDの音はわからないことをあらかじめおことわりしておきます。 バックハウスの演奏の特徴の一つが、ベーゼンドルファーの持ち味を生かした深々としたウォームな音色にあるように思う。そしてデッカのステレオ録音は、バックハウスの音を良くとらえている。 技巧的に万全かといえば、決してそうではない。「熱情」のようなスパルタンな曲では、少々指のもつれが気になることもある。ただし、それは「気にすれば」という話であって、音楽の形を壊すような種類のものではない。 解釈は、旧全集と「大して」違うわけではない。私が偏愛している最後の32番のソナタにしても、旧全集であろうと、カーネギーホールでのライヴであろうと、やっていることは基本的に「あんまり」変わっていない。だから、旧全集の方が良いという人の気持ちは痛いほどわかる。 でも、人間だから、同じことをやろうとしても、同じことをやっているつもりでも、その時、その場所によって、違う結果が出る。それは、フィジカルの変化も影響するだろうし、メンタルなコンディションも関係しているのだろう。 話を32番のソナタに戻せば、第2楽章のあの感動的なアリエッタを、バックハウスはこともあろうに、あっさりと、スピーディーに駆け抜けていく。そして、第4変奏あたりで、このテンポで走らなければならなかった理由が見えてくる。そういう設計図は、従来と変わらないのだが、曲の頂点となる第4変奏以降の部分で、えもいわれぬ「間」の感覚は、この演奏でしか味わえないもののように思う。 同じような印象を、30番や31番にも持っていて、やはりこれは得難い全集であるという結論に達する。 体が思うようにならない人生の黄昏時を迎えて、バックハウスはただ良い音を求めて新たな録音を遺したのか、あるいは、旧全集で言い残したことがあったのか、考えながら聴くのも悪くない。 バックハウスは旧モノラル全集の方を聴くべきです 既に下記レヴュアー(三浦候史郎氏)が記されているように、僕もバックハウスのベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集は旧盤(50〜54年、モノラル録音)が断然の名盤だと思います。 更に僕の考えを付け加えると、三浦氏は新旧両録音に聞くバックハウスの技術レベルは大差がないと言われていますが、僕にはなかなかその差は大きいと聴こえます。特に打鍵のインパクトの違いは歴然として、新盤は録音がいい分、その衰えた打鍵による汚い和音が少々堪え難いとさえ思うときが少なくないのです。 しかし、新盤にも旧盤にない聞き所はあります。旧盤はいずれも凝縮力に優れた演奏で聞かせるのに対して、新盤は技術的制約はあるもののスケールの大きさで芸術性をカバーしています。よって、第15、18、21、24、28番などは、旧盤に劣らず備えておいても無駄ではありません。 追伸:バックハウスのベートーヴェン演奏には、旧モノラル盤全集以外に、「カーネギーホール・コンサート、1954」という大名盤があります。ここには、スタジオ録音と違ったライブにおける即興性溢れたバックハウスの姿を聞く事ができます。特に、第32番は空前絶後の大名演と言って、言いすぎる事はないと思います。 旧盤をおすすめ 〜バックハウスは2度のベートーベン・ピアノソナタ全曲録音を行っている。1度目は1950年から1954年にかけてバックハウス66歳から70歳のモノーラル録音。2度目は1958年から彼の死の年1969年にかけて74歳から85歳までのステレオ録音である。ただし《ハンマークラヴィーア》だけは彼の死による録音の中断のため旧録音しか残っていない。 〜〜 いずれの録音も高齢になってからのものであるが、やはり旧盤のほうが技巧的に安定している。しかし、技巧的な差は小さいと考えて良いだろう。音源は当時の録音技術の長足の進歩のためか新盤は旧盤よりはるかに良い。旧盤はホワイトノイズが聞き苦しい。 〜〜 演奏は旧盤のほうが新盤より高いテンションとモチベーションを感じさせ密度が濃い。新盤は旧盤においてすでに偉業を成し遂げたあとであるためか緊張感よりもリラックスを感じさせる。だが新盤はステレオによる新録音を残したという価値だけではなく旧盤とは違う作品に対するアプローチを示したという意味で価値を持つと思う。つまり新盤は旧盤よりおおらかで〜〜、細部の表現や技巧にとらわれない、くったくのない演奏といってもいいかも知れない。 〜〜 たとえば作品101(第28番)は新盤のほうがスケールが大きい演奏といえるだろう。他方《悲愴》第2楽章の美しさと繊細さ、味わい深さは旧盤が勝っているように思える。《ワルトシュタイン》においては旧盤ではロンドの主題の後、音楽が止まるという妙味を聴かせてくれるが新盤にはそれはない。 〜〜 バックハウスのベートーベンに対する解釈は旧盤のほうが新盤より精緻であり完成度が高いと思う。録音は断然新盤の方が良いが、バックハウスによるベートーベンの神髄を聴きたいのなら旧盤をおすすめする。〜
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[ CD ]
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ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ
・ゼルキン(ルドルフ)
【ソニーレコード】
発売日: 1995-10-21
参考価格: 1,020 円(税込)
販売価格: 1,020 円(税込)
Amazonポイント: 10 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 500円〜
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- 収録曲 - 1. ピアノ・ソナタ第8番ハ短調op.... 2. 同第14番嬰ハ短調op.27―2... 3. 同第23番ヘ短調op.57「熱情」 4. 同第24番嬰ヘ長調op.78
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カスタマー平均評価: 5
華麗にして瑞々しい ベートーベンのソナタしかもここに収録されているナンバーだと、色々聞き比べがしてみたくなるものですが、正直言って私はどれも聞く毎に、それぞれの良さがある・・・という一般的なことしか言えなくなってしまうのですが、このぜルキンは結構好きですね。
際立って特にハデというのではないですが、どこか華麗でありつつ瑞々しくもあり、また聞いていると自然に気持ちが乗って来るような感じです。
また言い方を変えれば、この方の演奏の乗りというかうねりみたいなのが、本来の曲の流れを無理なく表しているのでしょう、全体を通して違和感がなくだから、自然に気持ちが入り込めてしまえる、といったところでしょうか。
自分がもし演奏するのだったら、こういう風に弾いてみたいなという風に思えてくるんですよね。
確かに何度聞いても、新鮮な聞く喜びが得られる演奏ですね。
実質的にもこのお値段はお買い得だと思いました。 音の輝く月光 ベートーヴェンの三大ソナタに「テレーゼ」を加えた作品集。特に「月光」は曲に深くのめり込んだ名演という感じである。個人的にはギレリスの「月光」が厳冬の冷え冷えとした空に輝く月ならば、こちらは、中秋の名月のように暖かさを感じさせる演奏である。ギレリスの硬質な力強い音も好きだが、ゼルキンのような深い精神性と暖かさを感じさせる演奏もまた良い。バックハウスやグルダ、ルービンシュタインなどと聞き比べてみると、それぞれの味が合ってまた新鮮に聞くことができる。飾り気のない直球勝負「悲壮」「熱情」もそれぞれ素晴らしい。ベートーヴェンのソナタ録音には慎重であったといわれるゼルキンが、全集を完成せずに亡くなってしまったことが本当に惜しまれる。 明鏡止水のベートーヴェン 少し前、車の中でラジオをつけたら、NHK・FMから、「熱情」が流れて来た。その力強いタッチと、それで居て、明鏡止水とも呼ぶべき静けさをたたえた演奏に打たれた私は、一体、誰がこんな「熱情」を弾いて居るのだろう?と思った。やがて、その素晴らしい終楽章が終はり、アナウンサーが演奏者の名を告げるのを待つと、アナウンサーは、それが、ルドルフ・ゼルキンの演奏であった事を告げた。??それから間も無く、このCDを買った私は、ゼルキンの「熱情」のみならず、「月光」と「悲愴」に、そして、同じくこのCDの収められた「テレーゼ」に圧倒された。リヒテルやホロヴィッツの演奏も素晴らしいが、このCDに収められたゼルキンの演奏は、素晴らしい。??「明鏡止水」と言ふ日本語は、ゼルキンのこの演奏の為に有る言葉であるかの様である。
このCDの解説文に依れば、このCDに収められた「月光」、「熱情」、「悲愴」は、ゼルキンが59歳の時(1962年12月)の演奏である。(「テレーゼ」は、70歳前後(1973年)の録音)ゼルキンが、最も円熟して居た頃の演奏と言って良さそうである。素晴らしいCDである。こんな素晴らしいCDが、この廉価である事は、クラシックのCDが、値段と内容が一致しない事の良い例と言へそうである。このCDを推薦する。
(西岡昌紀・内科医) 最高のベートーヴェン弾き ゼルキンの解釈は私の感性にぴったり。あなたはどうですか? 例えば月光のテンポの早さがいいんですよね。非常に現代的な解釈で、これを録音した時のお年を考えると、信じられないほど颯爽として若々しいロマンティシズムに溢れています。何回これを聴いてじーんと痺れたようになったか分りません。 彼は原典に忠実でベートーヴェンの書き残した楽譜の小さな記し等をいつも研究して解釈を原典に忠実にしようと努力していたとどこかに書いてありましたが、私はそれだけではないと思います。これだけ鋭い感性で刃物のように切り込んで行く演奏はなかなか聴けるものではありません。 音楽の精神性 吉田秀和氏は「私は、『ゼルキン』とは、最大の謙譲をもって、音楽に対する全幅の信頼と深い帰依の一生を送ってきた音楽家だと思う。音楽の官能的感覚的な面、そのかけがえのないみりょくにどんかんだとか、それをおろそかにしているというのでは決してないけれど、しかし、ぎりぎりのところでは、感覚より、音楽作品にこめられた精神、その高貴を選びとり、その精神的メッセージの能うるかぎり忠実な伝達者であろうとする芸術家、いや、そうしないではいられない人間を指すのだ、と思う」と述べた。感情過多や無機質を超えた生硬な精神のピアニズム。
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